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塗りつぶしの指定

 

たいていのプロットプログラムは塗りつむされた多角形やシンボルを描くことができます。塗りつぶし指定には2種類の形式があります:

-G塗りつぶし

-Gpdpi/パターン[:Br/g/b[Fr/g/b]]

最初の書式ではグレー(0-255)またはカラー(r/g/b)を指定します。ペンの色指定と同様です。2番目の書式では定義済みのビットパターンを指定します。パターンは1-90の範囲の数字もしくは1、8、24ビットのSunラスターファイルの名前を指定します。数字による指定では、テクニカルリファレンスの付録EにあげられたGMTで定義済みの64x64ビットパターンが参照されます。ファイル名による指定では、標準のSunラスターファイルにより独自の繰り返しイメージを作ることができます。dpi は画像の解像度です。この``タイル''をつなげて塗りつぶします。dpi に0を指定すると.gmtdefaultsに設定された現在の最高解像度となります。-Gpでなく-GPのように大文字で指定すれば画像は白黒が反転します(1ビット画像もしくは定義済みビットパターンにのみ適用されます)。これらのパターンやほかの1ビット画像には、:Br/g/b[Fr/g/b]を追加することで前景色と背景色を指定することができます。前景色か背景色に-を指定するとトランスペアレント(透過)の指定とみなされます。PostScriptの制限のため-Gにより指定されるラスター画像は146x146ピクセル以下のサイズでなくてはなりません。大きな画像についてはpsimageを参照してください。Sunラスターファイルの書式はテクニカルリファレンスの付録Bに記載されています。PostScriptレベル1ではパターンはクリップパスとして多角形であらわされることに注意してください。複雑なクリップパスはPostScriptインタープリタが割り当てるメモリを超えてしまう可能性があります。このためPostScriptインタープリタによっては(特に古いレーザーライターのもの)メモリ不足により処理が中断される可能性があります。その場合にはパターンではなく通常のグレーシェードの塗りつぶしを行うようにしてください。プリンタにメモリを増設しても問題が解決するとは限りません。


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ポール ベッセル
1999-06-09