2005年慰安旅行(の代わりに行った上野界隈散歩)

期日:2005/6/25(Sat) 午後
参加者:代表、支配人、親分


本倶楽部では例年6月に慰安旅行を行っていたが、残念ながら、今年度は会員 の予定が合わず土曜半日の会合を行うことになった。

因みに当初の予定では、国立科学博物館で行われている恐竜博に行って太古の 地球に思いを馳せるという企画であった為、集合場所として下記の場所が選ば れた。

集合場所:JR上野駅中央コンコース翼の像付近(パン屋(ANDERSEN)の前ともいう)

会長曰く、「科学博物館なら公園口の方が当然近いけど、混んでたり暑かっ たりしそうなのでちょっと避けてみた。」とのことである。まったく、会 長らしい。

さて、筆者は集合時刻(13:30)より20分程前に到着し、近くの喫茶店で昼食 を摂っていると、代表と支配人が現れたので合流。会長は都合により急遽不 参加となった。そんな訳で、全員が揃ったところで予定通り上野公園に移動し た。

ところが現地に行ってみると長蛇の列が出来ている。何だろうと思ってみると 「恐竜博の待ち時間70分」の看板があるではないか! この日は梅雨の 晴れ間ということで蒸し暑くとてもこのような場所に並ぶ気合を持つものは参 加者にはいなかった。

ということで、

「とりあえず、会長にこの看板の写真をメールして、撤退。」

本企画は初っ端から変更になったのである。

さて次なる目的地だが、とりあえず近場ということで上野動物園に決まり、そ ちらに移動した。

「動物園に入場したら、まずパンダへ」というのは、お決まりのコースらしい。 途中にいるカモやウサギの檻にはだれも見学者がいない。まぁ、食用動物じゃ 仕方ないか。

パンダ舎に入ろうとすると、入り口にはレッサーパンダの檻がある。いつもは 前座に甘んじている(と思われる)この動物であったが、この日はちょっと違っ ていた。子供たちが檻の前で「立ってー」と言って群がっている。どこかの動 物園でレッサーパンダが立つ芸を宣伝している影響らしい。尤も、我々の世代 でも「猫に学生服を着せて立たせたもの」が流行っていたから似たようなもん だが。

さていよいよ大熊猫である。ランラン&カンカンから数えて何世代目にな るのか既にわからないが、未だに「客寄せパンダ」健在であった。一匹が竹を 食べ、もう一匹は寝ているだけというのに、歓声が絶えない。

「でも、寝ててもこちらを向いているっていうのは運がいいのかな?」
「芸人として、訓練されてるのでは?」
「関西弁をしゃべるペンギンとかに?」

どうやら、今回のメンバーは動物園で「バケツでごはん」[©玖保キリコ]と 連想する人々らしい。

そんなわけで次は、ペンギン、シロクマといった「極地の動物たちコーナー」 へ移動。涼しそうな展示を期待したのだが……

「きっとこの施設、東京が普通の気候だった頃にできたんだろうな。」
「シロクマなんかダウンしていますよ。」

というわけで、ほとんどの動物は特別な冷房施設もない露天のスペースに展示 されていた。よくみるとペンギンのところには冷房舎らしき小屋がある。

「『卵をあたためています』だってさ。」
「冷房の効いた場所で?」
「そこにつっこまない。」

まぁ、ペンギンも習性に従っているということで。ちなみに、筆者はコウテイ ペンギンの他にオウサマペンギンというのがいるというのをはじめて知った。

ペンギンを見ながらカキ氷を食べたあと、密林コーナへ移動。トラは水浴び用 の池に浸かったまま&ライオンは日陰に篭ったままで、東京の暑さを痛感 する。

サル類の展示の後に待っていたのはゴリラであったが、

「『ゴリラからのお願い』って書いてあるよ。」
「正に『バケツでごはん』の世界ですな。」

まぁ、ご愛嬌ということですな。

ここで、メールを見た会長から返事が届く。

「会長の考えとしては、第二候補は交通博物館だったらしい。」
「なるほど、動物園の次は其処にしましょ。」

このあたりで、北園は大体散策し、モノレールにたどり着く。このモノレール は東京都交通局が運営している施設であり、れっきとした鉄道なのだそうだ。 (地下鉄の乗務員になるつもりがここの運転手になってしまう人もいるわけで すな。)

「ここを、乗りつぶしの最後の区間に選ぶ人もいるらしい。」

その人も凄いが、何でそんなこと知っているんだ?という突っ込みはあえて入 れないことにした。このモノレールは羽田とかと異なり懸垂式なので眺めがよ いが、どうやら我々が座った側は外れだったようである。

さて、南園では次の候補地への移動もあり少し早めに見物する。アイアイが真っ 暗な檻に展示されていたり、フラミンゴに番号がふってあってその中に1番が いたり(王選手に敬意を表して永久欠番ということはない。)、希林じゃなくて キリンの餌籠が高いところに置いてあったり、サイとカバが比べて見るとなか なか面白かったりといろいろあったが、適当に切り上げて交通博物館へ向かっ た。

さて、交通博物館であるが、この施設は旧万世橋駅跡地にあるのだが、さいた ま市大宮区(個人的には大宮とか岩槻が「区」になるというのはなんとなく妙 な気がする。)に移転が決まっており、この機会を逃すと見に行くのが大変に なるため本日のターゲットとなったものである。なんとか閉館1時間前に飛び 込むことができた。

この博物館は1階から順に、鉄道、自動車(バス、バイクを含む)、船舶、航空 機という構成になっているのだが、見物客の数とアツさは1階の鉄道が圧倒的 であった。(売店も鉄道関係ばっかりだし)また副作用として、日本人は大きく なったということが体感できる。(明治時代の客車なんて現代人が乗ろうとす るととても狭くて、子供用かと思うぐらいである。)

個人的には船舶の展示なんかも面白いと思うのだが、三角帆と四角帆の違いに 目が行く人は珍しいらしい。

さて、交通博物館をでるような時間になると夕食ということで根津界隈に向か う。途中秋葉原で若干寄り道をしたが、無事根津につき、夕食後解散となった。

−以上−


最終更新: Mon Sep 26 22:04:25 2005