yumemiのはなし

こちらはDynaBookSS3010。マグネシウム合金使用の薄型ノート機だ。Sonyの Vaioショックで各社が一斉に出した薄型ノート機の1つ。ノートパソコンをも し買うとすれば東芝にしようと思っていた矢先、パソコン雑誌上にさっそうと 現れたのがこの機械。どちらかといえば、「パソコンなんて自分で買ったって 仕方がない。ましてノートパソコンなんて高いだけだし・・・」なんて言って いたわたしも思わず飛び付いてしまった。

ノートパソコンといえば、いやなのがしばらくいじっていると手のひらがあっ たかくなること。パソコン自体の発する熱をキーボード付近から捨てているの である意味仕方がないのだけど、気持ち悪いものは気持ち悪い。ところが、こ の機械はあまり手があったかくならない。タッチパッドが嫌いな私にとって、 アキュポイントを採用したという点もおおいに評価できた。

確かに軽くて薄くていい。いつも持ち歩いているカバンのすきまに簡単に入る。 ところが、それでも長時間カバンを持ち歩いているとやっぱり重い。考えてみ れば、一眼レフカメラにちょっとしたズームレンズを付けた重さより軽いんだ けど。要は重たいものを持ち歩かなくなって軟弱になっただけということか。

とはいえ、ほんの数年前のワークステーションよりも速い機械がヒョイヒョイ 持ち歩けると思うと人類の科学の進歩を実感させられる。

この機械はハードディスクを4.3GBもつんでいるだけあって、余裕がある。た だ、リカバリ用のCD-ROMが勝手に2GBのパーティションを作ることがわかって いるので、自分でパーティションを切り直すにしてもこの分だけは変更しない 方が無難だ。残りの2GBを1GBずつにわけて、最後の1GBに例によって FreeBSD-2.2.7Releaseを導入した。ビデオボードがNM2160なので、対応したX サーバーもあって、ちゃんと800×600の画面でXが使える。もともとXではあま りポインティングデバイスを使わないので、多少動きが悪くても問題はない。

ただ、CD-ROMのインターフェースカードが対応していないのでちょっと不便。 Windows95上でハードディスクにおけば済むことだけど、FreeBSD用のCD-ROMは RockRidgeでWindows95はJulietだから、お互いに長いファイル名が認識できな い。強いて言えばこれが問題。おかげで、FreeBSDのパッケージという仕掛け もうまく使えない。パッケージを使えば勝手に依存関係を探して必要なものを 入れてくれるのだけど、Windowsでコピーするときに名前が変わってしまうの で、きちんと動かないというわけだ。

なにはともあれ、Xに関してはibukiよりもyumemiの方が使い勝手がいいので、 Xを使うときは専らyumemiを使っている。

yumemiの名前の由来?清水文化「気象精霊記」(富士見書房)に出てくる宴会好 きの名参謀。

OSの使い分けとしては、外部との通信やお遊びはWindows95、仕事はFreeBSDと いったところ。純粋に文章を書くときはWindows95の方が多いかな。ソフトに 合わせてOSを選ぶ。基本だね。

キーボードを扱うときのクセといっていいと思うのだけど、あたしの場合、 Shiftキーを押すときに、左よりも右のShiftキーを使う頻度の方が圧倒的に多 い。ところが、右Shiftキーのすぐとなりに上矢印キーがある。これがすごく 邪魔。特にアンダースコア(_)を入力するとき。たいていのB5サイズノートは この配置になっている。キーボード自体はキーピッチが18mmあって、タッチタ イプも問題なくできるのだけど、右Shiftキーが押しにくいことだけはなんと かならないかと思う。Macのキーボードみたいに矢印キーを1直線に並べてくれ た方が使い勝手がいいような気がするんだが。さらにできれば、viキーバイン ドの順番で←↓↑→(hjkl)の順に並んでいてくれるとさらによい。

2000年2月、愛機その3(maggie)の導入により、家庭内LANを導入。maggieにプ リンタの面倒を見させることで、yumemiの方も便利に。さらに、maggieと相互 にバックアップを持つことができるから、これでずいぶん安心できる。


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最終更新: Sat May 29 10:50:26 1999