kwatch 2

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HOME > Tech > プログラマーのためのCygwinちょこっとメモプログラマーのためのCygwinちょこっとメモ kwatch <kwatch@lycos.jp>

はじめに Cygwinを使ったときのメモ。

インストール http://cygwin.comにアクセスし、「Install Cygwin now!」のアイコンをクリックする。setup.exeがダウンロードされる。 setup.exeをダブルクリックして起動する。「Cygwin Net Release Setup Program」画面が表示される（図）。「次へ」ボタンを押す。「Coose A Download Source」画面になる（図）。「Install from Internet」を選んで「次へ」ボタンを押す。「Select Root Install Directory」画面になる（図）。「Root Directoty」となるディレクトリを入力する。通常は「C:\cygwin」でよい。「Install For」は、Cygwinが使用できるのがそのコンピュータ全員なのか、それともインストールしている自分だけなのかを選択する。通常は「All Users」でよい。「Default Text File Type」は、テキストファイルを作成したときの改行コードをDOSと同じにするか、それともUNIX流にするかを選択する。通常は「Unix」でよい。「次へ」ボタンを押す。「Select Local Package Directory」画面になる（図）。ダウンロードしたCygwin用パッケージを保存するディレクトリを入力する。ここでは「C:\TEMP\cygwin」にした。「次へ」ボタンを押す。「Select Your Internet Connection」画面になる（図）。通常は「Use IE5 Settings」を選択し、IE5のネットワーク設定を使う。「次へ」ボタンを押す。「Choose A Download Site」画面になる（図）。Cygwinのパッケージをダウンロードするサイトを選択する。ここでは「ftp://ring.so-net.ne.jp」を選択した。なお（隠れてしまっているが）画面下にURLを直接入力することもできる。「次へ」ボタンを押す。「Select Packages」画面になる（図）。インストールするパッケージを選択する。 Prev、Curr、Exp … パッケージのバージョンが、以前のもの、現在のもの、開発中のもののうち、どれをインストールするかを選択する。通常は「Curr」でよい。 Viewボタン … 表示を切り替えるボタン。これを押すと、カテゴリ別の表示→パッケージ単位での表示→インストールされるパッケージの表示、の順で表示が切り替わる。 Category … パッケージのカテゴリ。パッケージはその種類によってカテゴリ別に分類されている。カテゴリ名の前の「+」をクリックすると、そのカテゴリに属するパッケージが表示される。 Current … 現在インストールされているバージョン。空欄ならインストールされていない。 New … 新しくインストールするバージョン。クリックするごとに表示が切り替わり、「Skip」だとインストールせず、「Keep」だと現状を維持し、「Reinstall」だと再インストールされ、「Uninstall」だとアンインストールされ、「Source」だとソースコードがインストールされる。 Bin? … バイナリをインストールするかどうかを表す。インストールされる場合はチェックがつく。 Src? … ソースコードをインストールするかどうかを表す。インストールされる場合はチェックがつく。 Package … パッケージ名とその説明が表示される。ここではデフォルトでインストールされるパッケージに加え、以下のものを選択した。 Archive - unzip, zip Devel - binutils, cvs, gcc, gcc-mingw, gettext, make, openssl, rcs Editor - vim Interpreters - perl Libs - regex, w32api Shells - tch System - setup Text - more, tidy Utils - bzip2 Web - wget 「次へ」ボタンを押す。「Progress」画面になる（図）。パッケージがインストールされる。「Create Icons」画面になる（図）。デフォルトで、デスクトップにCygwinのアイコンが作成され、またスタートメニューにCygwinが登録される。「完了」ボタンを押す。インストールが終了する（図）。デスクトップ上にあるCygwinのアイコンをダブルクリックし、Cygwinが起動することを確認する。

追加インストールインストールとまったく同じ手順で、他のパッケージを追加インストールできる。

以下では例として、sohda氏が作成した日本語用less、lv、rubyなどを追加インストールする手順を示す。 sohda氏作成のパッケージについてはhttp://www.mars.dti.ne.jp/~sohda/cygwin/を参照のこと。

setup.exeをダブルクリックして起動する。「Cygwin Net Release Setup Program」画面で「次へ」ボタンを押す。「Coose A Download Source」画面になる。「Install from Internet」を選んで「次へ」ボタンを押す。「Select Root Install Directory」画面になる。「次へ」ボタンを押す。「Select Local Package Directory」画面になる。「次へ」ボタンを押す。「Select Your Internet Connection」画面になる。「Use IE5 Settings」を選択し、「次へ」ボタンを押す。「Choose A Download Site」画面になる。Cygwinのパッケージをダウンロードするサイトを選択する。ここで、画面下のURL入力欄に http://matsu-www.is.titech.ac.jp/~sohda/cygwin/dist/ を入力し、その横にある「Add」ボタンを押す（図）。ダウンロードサイトとしてhttp://matsu-www.is.titech.ac.jpが追加されるので、これを選択して「次へ」ボタンを押す。「Select Packages」画面になる（図）。以下のパッケージの「New」欄をクリックし、インストールするバージョンを選択する。パッケージ：less、Newバージョン：358-iso254-1（「Bin?」にチェックを入れる）パッケージ：lha、Newバージョン：114i-1 パッケージ：lv、Newバージョン：4.49.4-1 パッケージ：w3m、Newバージョン：0.3.1-1 パッケージ：ruby、Newバージョン：1.6.7-1 パッケージ：nkf、Newバージョン：201-1 Viewボタンを押し、インストールするパッケージを確認する（図）。「次へ」ボタンを押す。「Progress」画面になり、インストール状況が表示される。インストールが終わると「Create Icons」画面になる。「完了」ボタンを押す。これで日本語表示ができるlessやlvがインストールされた。ただし、lessやlvで日本語を表示するには環境変数JLESSCHARSETとLVを設定する必要がある。

% export JLESSCHARSET=japanese-sjis % export LV=-Osjis

環境設定 Cygwinを起動すると、.bashrcが読み込まれない。これは、起動時は.bashrcではなく.bash_loginが読み込まれるため。以下のような.bash_loginを作成すると、起動時に.bashrcを読み込むようになる。

[ -f "$HOME/.bashrc" ] && . $HOME/.bashrc

http://www.mars.dti.ne.jp/~sohda/cygwin/#compiledをみてlessやlvをインストールした場合、.bashrcに以下を追加するとよい。

export JLESSCHARSET=japanese-sjis export LV='-Osjis'

lsは、デフォルトだと色もつかないし日本語ファイル名が「?」になってしまう。これは次のようにしておく。

alias ls='ls -AF --color=tty --show-control-chars'

LinuxとCygwinとで.bashrcを同じものにしたい場合は、unameを使って分けるとよい。他に、ls / を実行して cygwin.bat がある/ないで判断するというのもあり。

case `uname` in CYGWIN*)

....Cygwin用の設定.... ;; Linux*) ....Linux用の設定.... ;; esac