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チュートリアルのセットアップ

 
1.
GMTが適切かつ完全にインストールされ、GMTREADMEにあるように、あなたの.loginファイルで環境変数GMTHOMEGMTへのパスが設定されていることを前提としています。
2.
GMTのマニュアルページ、ドキュメント、スクリプトの例はすべてGMTドキュメントのwebページで閲覧できます。これらのページはあなたのサイトにローカルにインストールされているものと思いますが、そうでなくてもGMTホームページで閲覧できます。†
3.
tutorialというディレクトリを作って、``cp -r $GMTHOME/tutorial/* . '' のようにしてチュートリアルのファイルをすべてコピーしておくとよいでしょう。
4.
GMTの原理で述べたように、詳細な説明はGMTテクニカルリファレンス/クックブックを参照しましょう。
5.
チュートリアルではGMT補助プログラムであるgrdrasterを、グローバルグリッドデータセットを抽出するために使います。grdrasterとそのためのデータをインストールしたくない人のために、便宜的にgrdrasterで抽出したデータを用意しました。grdrasterを利用できない人は該当部分を無視してください。
6.
GMTで複雑な作業をする場合は、GMT(およびUNIX)コマンドをcshell スクリプトファイルに記述し実行可能にしておくとよいでしょう。UNIXにあなたのスクリプトをcshellスクリプトとして認識させるには、スクリプトの先頭行を#!/bin/cshとしておくとよいでしょう。このチュートリアルにある例はすべてcshellを使うと仮定しています。ほかのシェルを用いるときは適宜修正しましょう。
7.
実行可能なスクリプトをつくりには、chmodコマンドを使います。たとえば、figure_1のスクリプトを実行可能にするには``chmod +x figure_1''とします。
8.
PostScriptファイル(たとえば map.ps)をUNIXワークステーション上で見るにはghostviewを使うとよいでしょう。代替コマンドとしては、たとえばSunワークステーション上ではimagetoolpageviewというものがあります。このテキスト中では一貫してghostviewと表記しますので、自分のシステムで利用するプレビュアーに読み替えてください。
9.
tutorialディレクトリに移動しましょう。これで準備完了です。

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ポール ベッセル
1999-06-09