Emacs + Wnn + Egg の環境に長年親しんできた人間にとって、 boiled-egg は手放せない ソフトの1つです。このソフトは、Emacs 上でローマ字を直接漢字へ変換する インターフェースを提供してくれます。
現在の最終版である Ver. 3.16 は、Mule 2.3 の時代に作成されたものであり、 このままでは、Emacs20 + emcws のような環境では動かすことができません。( boiled-egg 公式ホームページ で、このためのパッチに関する情報は入手することができます。)
また、最近(2001年7月)、 オムロンソフトウェア から、商用 Wnn の最新版、 Wnn7 Personal が発売され、専用の Emacs 用クライアント wnn7egg (ななたまご、 サポート Wnn7 Personal for Linux/FreeBSD より入手可能) が配布されています。
wnn7egg では、Wnn7 の機能を生かすことと、サーバとの通信を EmacsLisp ベースで 実現することのために、多くの関数が再定義されており、現在配布されている boiled-egg Ver 3.16 では利用することができません。
そこで、
というスペックの boiled-egg をめざした boiled-egg7 を作成しました。
EmacsLisp の本体のみを準備しました。利用法等については、 boiled-egg 公式ホームページ の解説を参照して下さい。文中の boiled-egg.el を boiled-egg7.el と 読み換えれば、意味は通るはずです。ただし、boiled-egg7.el は wnn7egg より 後からロードするようにして下さい。
利用許諾条件、再配布条件等はもちろん、GPL2 です。
以下の環境で、動作するかどうか試してみました。 ()内は jserver(Wnn) のバージョンです。
NEmacs 3.2 環境が手元に残ってなくて試せないのがちょっとくやしい。
EmacsLisp の使い方にアドバイスを下さった東大地球惑星科学専攻の高木さん、 boiled-egg というすばらしいソフトを公開して下さった神戸女学院大学の三浦さん に深く感謝致します。